MatrixCC
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概要
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MatrixCC は ImageJ 用のプラグインです。
ImageJ は Java で書かれた画像処理ソフトです。
Windows MacOS linux など各種の OS で動作します。
MatrixCC は行列を用いて各ピクセルの色を変換します。
行列、
a11 a12 a13
a21 a22 a23
a31 a32 a33
による変換は、変換前の色を RGB、変換後の色を R'G'B' とすると、
R' = a11 x R + a12 x G + a13 x B
G' = a21 x R + a22 x G + a23 x B
B' = a31 x R + a32 x G + a33 x B ("x" は掛け算を表す)
と表すことができます。たとえば、次の行列、
1 0 0
0 1 0
0 0 1
は結果的に何もしません。MatrixCC ではプリセットされた数種の行列のほか、ユーザーが設定する任意の行列により変換が行えます。
ダウンロード
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次の使用許諾条件にご同意の上でご使用下さい。
このソフト及びその付随物はフリーです。自由にご使用下さい。
ただし著作権は放棄しません。直接的に利益を上げるような場合は別途ご相談下さい。
このソフト及びその付随物を使用した結果、損害を被られても、作者は一切その責任を負いません。
再配布をなさりたい場合は事前にご連絡をください。
次のリンクからダウンロードしてください。ダウンロードした時点で上記使用許諾条件にご同意いただいたものとみなします。
matrixcc_1_00.lzh matrixcc_1_00.zip
★お願い Java で書いたソフトは多くの OS で動作するのがメリットですが、作者は限られた OS しか所有していません。動作レポートをお寄せいただけると非常に助かります。
インストール
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STEP 1 ImageJ をインストール
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本体である ImageJ をインストールする必要があります。次の URL から ImageJ をダウンロードしてください。
http://rsb.info.nih.gov/ij/
ダウンロードしたファイルを解凍すれば ImageJ 自体のインストールは完了です。OS によっては Java の実行環境のインストールが必要な場合もあります。ImageJ が起動しない場合は ImageJ の説明書きをお読みになって各 OS 向けの実行環境をインストールしてください。
STEP 2 MatrixCC をインストール
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本体である ImageJ に MatrixCC をインストールします。MatrixCC をダウンロードしていただき、解凍したら、"MatrixCC_.class" というファイルを ImageJ の "plugins" フォルダに入れてください。以上で完了です。
次の URL で ImageJ と VischeckJ のインストールが丁寧に解説されていますので、参考にしてください。ついでに VischeckJ もインストールされることをお勧めします。
http://www.nig.ac.jp/color/install_vischeck.html
使用法
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STEP 1 前準備
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ImageJ を起動し、変換したい画像を開いて、その画像のウィンドウがアクティブになった状態にします。やり方は一通りではありませんが、たとえば、ImageJ のショートカットをダブルクリックして ImageJ を起動し、"File" メニューの "Open..." を使って変換したい画像を開きます。画像を複数開いている場合はアクティブなウィンドウの画像が変換対象に選ばれますのでご注意ください。また、画像を開く時、その画像のパスに
日本語など(空白がいけないようです)が含まれていると画像を開くことができない場合があるようです。そんな時はドラッグ・アンド・ドロップで開くことは可能な場合もありますが、保存時に困りますので、上位のフォルダ名に日本語空白が使われていないフォルダで作業をすることをお勧めします。
STEP 2 MarixCC を起動する
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"Plugins" メニューの "MatrixCC" をクリックして MarixCC を起動すると、環境によって見た目は変わりますが、次のようなダイアログが表示されます。

このまま MatrixCC を終了したい場合は "Cancel" ボタンをクリックしてください。
STEP 3 変換行列を編集する
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プリセットされた行列をそのまま使う場合は次の STEP 4 に進んでください。STEP 2 で表示されたダイアログのドロップダウン・メニューから編集する行列を選びます。通常は "*" と表示されている空き行列を選択します。次に "Edit Matrix" チェックボックスにチェックを入れて "OK" ボタンをクリックすると、次のようなダイアログが表示されます。

各パラメータを入力して適宜名前をつけ、"Reset All Matrices" チェックボックスにチェックが入ってないことを確認して "OK" ボタンをクリックすると入力した行列が記録され、STEP 2 の状態に戻ります。各数値は -800.0 から 800.0 の範囲に限定されます。これを超えた数値は -800.0 または 800.0 にクリップされます。また、小数点以下 4 桁以降は切捨てられます。計算の結果 0 から 255 の範囲を超えた数値は 0 または 255 にクリップされます。名前はファイル名として適切な文字を使用するようにしてください。日本語は使用しないほうが無難です。プリセットされたものも含めて20個の行列を登録できます。もちろん、プリセットされた行列も編集できます。
"Reset All Matrices" チェックボックスにチェックを入れて "OK" ボタンをクリックすると、すべての行列が初期状態に戻ります。入力した行列はすべて消えてしまいますので注意してください。MarixCC は "MatrixCC_ENV" というファイルに行列の内容などを保存しています。このファイルを別途保存しておけばその状態に戻すことも可能です。
"Cancel" ボタンをクリックすると、何もせずに STEP 2 の状態に戻ります。
STEP 4 変換する
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STEP 2 で示したダイアログのドロップダウン・メニューから行列を選びます。"Edit Matrix" チェックボックスにチェックが入ってないことを確認して "OK" ボタンをクリックすると変換された画像が新しいウィンドウに表示されます。MarixCC は終了した状態に戻りますので、続けて変換したい場合は STEP 2 から繰り返してください。
プリセット済み行列
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L
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視細胞のうちL錐体(赤錐体)のみが機能している場合(全色盲、一色型色覚)の見た目をシミュレートします。なお、二色型色覚のシミュレートには、MatrixCC と同じく ImageJ のプラグインである VischeckJ をお勧めします。
M
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視細胞のうちM錐体(緑錐体)のみが機能している場合(全色盲、一色型色覚)の見た目をシミュレートします。以下、L に同じ。
S
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視細胞のうちS錐体(青錐体)のみが機能している場合(全色盲、一色型色覚)の見た目をシミュレートします。以下、L に同じ。
Gray
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NTSC 規格で採用されている変換式に基づいてグレースケール化します。画像の形式自体は変更せず、RGB カラーのままです。画像の形式が RGB カラーのままなのは MatrixCC の変換すべてに共通です。
R2BW
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R プレーンのみを抜き出して単純に白黒化します。赤に対する感度のない色覚の方にも R プレーンの内容が把握できると思います。また、VischeckJ など各種シミュレーションの結果に対してこの変換を行うことでシミュレーションの前後の見分けがつかない色覚での各プレーンの内容把握に使えます。
G2BW
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R2BW に同じ、ただし、R を G に、赤を緑に読みかえて下さい。
B2BW
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R2BW に同じ、ただし、R を B に、赤を青に読みかえて下さい。
RGB2LMS
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RGB を L、M、S錐体の反応に変換します。この変換データもネット上で拾ったもので、内容は保証できません。
LMS2RGB
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RGB2LMS の逆行列です。RGB2LMS の変換結果をこれで変換すると元に戻ります。
DelR
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R を消します。
DelG
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G を消します。
DelB
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B を消します。
SwapRG
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R と G を入れ替えます。
SwapGB
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G と B を入れ替えます。
SwapBR
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B と R を入れ替えます。
余談
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色覚異常のお子さんを持たれた親御さんの中には色覚シミュレーションの結果にシ
ョックを受ける方が多いようですが、これらのシミュレーションは配色に問題が無
いかチェックをするためのもので、各タイプのもっとも程度の強いものをシミュレ
ートしています。実際の見え方はシミュレートの結果と元の状態の中間のどこかに
あるとお考えください。同じタイプでも元の状態とほとんど変わらない見え方をし
ている方も大勢いらっしゃいます。また、もっとも程度の強い方であっても、普通
の色覚の方がシミュレーション結果を見るのと、元の状態をもっとも程度の強い方
が見たものは同じではありません。一般に、色覚異常の方は同系色の微妙な濃淡に
敏感であるといったプラス面の特性はシミュレーションには取り入れられていませ
ん。第二色盲の私も、海や空のグラデーションを美しいと感じますし、私なりに色
を楽しむことができています。次のURLは前出の岡部氏がお書きになった、あるシミ
ュレータを紹介するページですが、この中の色覚シミュレータを使う上での注
意事項をお読みになることをお勧めします。
http://www.nig.ac.jp/color/install_vischeck.html
履歴
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v1.0 公開 (2004/5/27)
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